今回こちらの御宅は単世帯住宅の間取りです。
コンセプトとしましては、シンプルですっきりした和風、お施主様より「とにかくかっこよく！」というご要望を
頂いた上での計画です。
玄関ホールからは、この家の個性ともいえる階段の手すり壁が顔を覗かせます。
和室は落ち着きある聚楽壁とし、本格和風の仕様です。
大きな間仕切のあるリビングダイニングはＬ型のキッチンを中心にまとまりあるように計画しました。
天然木を随所に使用し、建築化照明などの灯りの演出によって木の表情が一層引き立つように考慮しました。
ハード面におきましては、サッシ及び、断熱材と断熱性能を高め、
次世代省エネ基準に対応しております。
それでは、木の香りあふれる和デザインの家をゆっくりとご覧ください。
作業工程を含めて順にご覧ください。
実は、まだバルコニーの手摺が施工されていません。
手摺がつけばより一層良くなるのではないでしょうか！
正面から見た外観です。
墨色の外観にアクセントの木の格子が引き立ちます！
玄関ホールも和調のクロスとし、木部が十分引き立つようなものを貼りました。
階段ホールも完成です。一部にアクセントクロスを用い、変化をつけました。
写真では判りにくいですが、ニッチの背面は光が反射しやすいクロスを貼り、
より一層光の演出効果を高めました。
リビングボードも設置されました。
置き家具ではなく、しっかりと壁下地に止められていますので、
地震時でも安心です！！
Ｌ型キッチンも無事に組みあがりました。
最近手がけた物件はⅠ型キッチンが多く、Ｌ型キッチンの採用はめずらしいのですが、
なかなか小回りがきいて家事効率が良さそうに見えますね！！
クロスも貼りあがり、養生シートを捲りました。
カリンの床が見えてきました。
和室はクロス仕上げではなく、左官職人による塗り壁仕様。
玄関周りの左官工事の様子です。
下地をしっかり作り、狭い部分まで丁寧に仕上げていきます。
クロス工事の風景です。
ﾌﾟﾗｽﾀｰﾎﾞｰﾄﾞの継ぎ目等を丁寧にパテを入れていきます。
キッチンの施工風景です。
奥様のこだわりのＬ型キッチンです。
外部に格子を取り付けました。
墨色の外壁に、木部がワンポイントになりました。
階段ホール部分は窓に合わせ、細長いニッチを４ヵ所作りました。
上部にはダウンライトを設けました。光のラインが綺麗に出ると思います。
リビングの天井も出来上がりました。
杉の格天井と中央部分には照明が入るように工夫しました。
階段の手摺はオープン階段ということもあり、ちょっと変わった感じで欅の一枚板にしました。
ちょうど曲がりも良く、とてもまとまりの良い手摺になりました。
天井の仕上げは杉の格天井を貼りました。
和風感が一層増しました。
玄関ホールです。
天井は間接照明が入るように考え、造作しました。
床の間の落し掛けを少し変わった感じにしようかと思い、
イブキの板材を取り付ける様子です。
高さや、傾き等綿密に確認しながら取り付けを行いました。
床貼りの様子です。
床はカリン材をお選びいただきました。
幅も４寸（１２０㎜）と幅広く、貼り映えが非常に良かったです。
高級感漂う仕上がりが楽しみです。
こちらは床の間に使用する床板です。
欅の単板張りですが、木目が玉杢といい、非常に価値の高い木目をした床板を使用しました。
内部の断熱材の様子です。
こちらも床同様、断熱性能が高いもので施工させていただきました。
外壁が貼られました。
とても渋く、重厚感があり今後の出来栄えがさらに楽しみです。
いよいよ外壁工事です。
外壁は、ｶﾞﾘﾊﾞﾆｳﾑ合板、色目はシックな墨色をお選びいただきました。
こちらの塗装は、耐久性にも優れ、尚且つ、遮熱性能を持つ仕様となっております。
構造面材も貼れ、防水シート貼り工事です。
サッシ周りは防水テープをしっかり貼り、建物全体をシートで囲います。
ダンボールで囲ってある梁は、化粧梁で後から見えるものです。
この天井をどのようにしようか思案中です。
床組後、断熱材（ｽﾀｲﾛｴｰｽ６５）を隙間なく施工しました。
断熱等級は次世代省エネ基準４等級仕様です。
床組段階の様子です。
鋼製束を用い、頑丈は床組を行っております。
強固な構造体ですが、さらに地震に強くするために、耐力面材を外部に施工しました。
こちらの面材は、地震及び、火災にも強いもので、屋内へ火炎が達する時間を延ばすことができます。
構造は軸組工法で管柱は桧４寸角、通し柱は桧５寸角を用い、
大変しっかりとした太い桁・梁で構成されております。
瓦は日本瓦を使用。普通の陶器瓦とは違い、土質が非常に細かく、耐久性に優れております。
